掛川市　ムトウモータースのブログ

地元商工会研修旅行のメインは特殊な技術を必要とする仕事や創意工夫で伸びている企業などを視察する研修です。
今回お邪魔させていただいた企業は、絞り部品加工を専門に行っている会社でへらと呼ばれる棒を使って、へらに体重を微妙にかけながら金属の板を金型に沿わせて密着させて製品を造っていくへら絞りでは世界トップクラスの北嶋絞製作所さんです。
その精度は0.03ミリと機械では出せないレベルです。
製品はイージス艦のパラボラアンテナやロケットの先端部や人工衛星の部品といった航空宇宙関連をはじめさまざまな特殊用途の部品加工
を手掛けています。
そんな会社なので他では出来ない特殊な仕事や一般の人からの依頼でこんなもの造ってほしいなど自分だけの1点ものを頼まれたりする事もあるそうです。
社員のみなさんもみんなやる気とプライドをもったまさに職人の皆様でした。
求人募集しなくてもやりがいのある仕事なので若者が毎年何人かやる気をもって入社してくるそうです。

自分の職種とは違いますが職場で何かやりがいを探してみんなで共有したりまたは自分自身でやりがいを探してやる気をもって仕事していけるような職場づくりが出来るようにやっていかないとなぁと思いました。

視察研修では最後に職場体験で1枚のステンレスの板からへら絞りの技術を使いお皿を1人づつ制作させていただきました。
一人前になるまで大体10年はかかるといわれる絞りの技術です。
今回は大変貴重な体験をさせて頂きました。






このお皿は自分が造ったものです。今回1番の記念になりました。